例えパッケージツアーであってとしても、海外旅行に行って現地で一銭も使わないって方はいませんよね?おいしいものを食べたり、土産を買ったり、アクティビティーをしたり・・・せっかく羽を伸ばしに海外旅行にきているんだから、普段よりも財布の紐は緩みがちです!?
この現地通貨の入手、みなさんはどうしていますか?
近くの銀行等でトラベラーズチェック(T/C)に両替したり、出国する空港(成田や関空)の外貨両替所(銀行経営等)で両替するって方が一番多いのではないでしょうか?
それって、ホントにお得な両替方法なんでしょうか?
よく、ニュースで「本日の為替レートは$1=***円**銭まで下落とか上昇」といった言葉を耳にすると思いますが、銀行等で日本円を外貨に両替しようとしてもニュースや新聞で発表しているレートでは両替してくれません・・・
この新聞やテレビニュースで報道されている為替レートは銀行間取引レート(インターバンク取引実勢レート)と呼ばれるレートで刻一刻と変化しています。文字通り銀行間では、この刻一刻と変化する為替レートによって取引されているわけです。
一方、我々顧客との取引では、銀行間取引レートに手数料を上乗せして取引レートが決められます。
しかし、顧客との取引で刻一刻と変化するレートを基準にしていては、処理がひじょ〜に面倒くさい!?
そこで、1日に1回午前10時ごろのインターバンク取引実勢レートを参考にその日の基準となるレートを銀行が独自に決めます。この基準レートがTTM(仲値・中値)と呼ばれるレートで、TTMに手数料を上乗せしてその日の顧客との取引レートが決められるのです。
TTMレートも手数料も銀行や外貨両替商が独自に自由に決めています。なので、外貨両替所によって有利・不利が存在します。外貨現金という全く同じものに両替するのですから、少しでも有利な条件で両替した方が絶対にお得ということになります。
当ページでは比較をし易くするため、TTMレートは実勢値ではなくTTM=115円として比較をしていきます。
外貨現金に両替する際もトラベラーズチェックに両替する際も、TTMレートに手数料を上乗せして売値レートと買値レートが決められるわけですが、上乗せされる手数料はトラベーラーズチェックに両替する際と外貨現金に両替する際で異なっています。現金に両替する場合の手数料の方が高く設定されています。
トラベラーズチェックの取引は一般にTTMに手数料を上乗せしたTTS(対顧客電信売)レート、TTB(対顧客電信買)レートと呼ばれるレートでの取引になります。銀行が顧客に対し外貨を売るレートがTTS(対顧客電信売)レート、銀行が顧客から外貨を買うレートがTTB(対顧客電信買)レートです。トラベラーズチェックの他にも外貨預金や外貨送金の際にもこのレートが用いられます。
米ドルのTTSとTTBの場合、上乗せされる手数料は、ほとんどの銀行で±1円です。TTSはTTM+1円、TTBはTTM−1円となります。例えばTTMレートを115円00銭とした場合、銀行はTTSレートの1ドル当たり116円00銭で米ドルトラベラーズチェックを販売し、114円00銭で米ドルトラベラーズチェックを買取します。
ただし、トラベラーズチェックを発行する際には、別途トラベラーズチェック発行手数料がかかります。通常は発行した合計金額の1%ですが、カタログ通販のセシールなら発行手数料0.5%、シティバンクならシティバンクに口座があれば発行手数料無料でトラベラーズチェックを発行してくれます。
| 上乗せ手数料 | 1000単位通過両替時の総手数料 | 手数料率 | |
| 三菱東京UFJ銀行(米ドル) | 1円 | 1,000円+1,160円=2,160円 | 1.88% |
| 三菱東京UFJ銀行(ユーロ) | 1.5円 | 1,500円+1,515円=3,015円 | 2% |
| 三菱東京UFJ銀行(豪ドル) | 2円 | 2,000円+970円=2,970円 | 3.13% |
| セシール(米ドル) | 1円 | 1,000円+580円=1,580円 | 1.37% |
| セシール(ユーロ) | 1.5円 | 1,500円+758円=2,258円 | 1.51% |
| セシール(豪ドル) | 2円 | 2,000円+485円=2,485円 | 2.62% |
| シティバンク(米ドル) | 1円 | 1,000円 | 0.87% |
| シティバンク(ユーロ) | 1.5円 | 1,500円 | 1% |
| シティバンク(豪ドル) | 2円 | 2,000円 | 2.11% |
注意:各社が設定するTTMレートは各社が独自に設定します(それほど大きな差はないと思いますが・・・)。従って、TTSレートにも差がでてきますので、発行手数料率が低いからといって必ずしもお得な両替率というわけではありません。
米ドルの場合、TTM 115円、TTS 116円、発行手数料1%とした場合、1000ドルを両替した場合の総手数料は2,160円(TTS上乗せ手数料1,000円+発行手数料1%1,160円)となり、手数料率は約1.88%です。シティバンクなら発行手数料は無料なので、総手数料は1,000円、手数料率は0.87%とお得です。
トラベラーズチェックは外貨現金両替と比べるとお得な手数料率で、紛失や盗難時の補償もあり安心です!ただし、一部の国や地域では利用できない場合がありますし、すべての店舗やサービスで利用できるわけでもありません。また、トラベラーズチェックを現金に両替する際や利用時に手数料が発生するケースもあります。利便性という面では外貨現金の方が便利なのは言うまでもありません。
外貨現金に両替する場合はどうでしょうか?
現金の場合も同様にTTMに手数料が上乗せされたレートでの取引になるのですが、日本円を外貨現金に両替するレートをCash Sellingレート(外貨売レート)、外貨を日本円に両替するレートをCash Buyingレート(外貨買レート)と呼んでいます。
現金の場合TTMに上乗せされる手数料はTTBレート・TTSレートに比べて高い手数料が上乗せされます。両替商により手数料には差がありますが、米ドルの場合、銀行ではTTM±3円前後が一般的です。Cash SellingレートはTTM+3円、Cash BuyingtレートはTTM−3円となります。TTMレートが115円00銭とした場合、銀行はCash Sellingレートの1ドル当たり118円00銭で米ドルを販売し、112円00銭で米ドルを購入するわけです。
マイナー通貨(米ドル・ユーロ以外)になると、上乗せされる手数料もハンパじゃありません!?手数料率が片道で10%を超えてくる場合が多いので、これらマイナー通貨を日本で外貨に両替するのは決して得策ではありません。
| Cash Selling | TTM | Cash Buying | 為替手数料 | 片道手数料率 | |
| 米ドル | 121.91 | 119.01 | 116.11 | ±2.9円 | 2.44% |
| ユーロ | 160.50 | 156.50 | 152.50 | ±4円 | 2.56% |
| 英ポンド | 245.66 | 233.66 | 221.66 | ±12円 | 5.14% |
| 豪ドル | 103.86 | 94.16 | 84.46 | ±9.7円 | 10.3% |
| 香港ドル | 17.75 | 15.32 | 12.89 | ±2.43 | 15.86% |
| タイ・バーツ | 3.88 | 3.41 | 2.94 | ±0.47 | 13.78% |
| ニュージーランド・ドル | 92.70 | 84.00 | 75.30 | ±8.7 | 10.36% |
| カナダ・ドル | 111.19 | 102.59 | 93.99 | ±8.6円 | 8.38% |
お得な手数料で両替してくれる外貨両替商としては、金券ショップの大黒屋ならTTM±2円、大黒屋以外でも金券ショップでは有利なCash Sellingレートを提示しているケースが多いです。また、ブルー・トラスト・グループもTTM±2.5円とお得な手数料で両替することが可能です。
トラベレックスの上乗せ手数料はTTM±2.885円と上記と比べるとちょっと不利(三菱東京UFJよりはチョット有利)ですが、なんとJCBカードを利用して外貨現金をクレジットカードで購入することが可能です!
もちろん、クレジットカード利用時にはポイントがたまりますので、ポイント還元率の高いクレジットカード、例えばマイレージ派のANA JCBカード、金券派のP-oneカードのJCB等を利用すれば、かなりお得な両替方法です!
| Cash Selling | 手数料 | クレジットカードポイント還元 | 総手数料 | 手数料率 | |
| みずほ銀行 | 118円 | +3円 | − | 3円 | 2.61% |
| 三菱東京UFJ銀行 | 117.9円 | +2.9円 | − | 2.9円 | 2.52% |
| 大黒屋 | 117 | +2円 | − | 2円 | 1.7% |
| ブルー・トラスト・グループ | 117.5円 | +2.5円 | − | 2.5円 | 2.1% |
| トラベレックス | 117.88円 | +2.88円 | −1.77円(還元率1.5%時) | 1.112円 | 0.97% |
TTMレート115円、TTSレート118円とした場合、1000ドルを両替した場合の総手数料は3,000円になり手数料率は約2.61%になります。トラベレックスでTTM 115円00銭、Cash Selling 117円88銭として、1000ドルをポイント還元率1.5%のクレジットカードを利用して購入した場合は、ポイントと相殺した総手数料は1,112円、手数料率は0.97%になります!
注意:各社が設定するTTMレートは各社で独自に設定されます。従って、上乗せ手数料が低いからといって必ずしもお得な両替率というわけではありません。2006年12月29日の実勢値で見てみると、Cash Sellingレートは下記になります。Cash Sellingレートが低ければ低いほど、日本円を米ドルに両替する場合はお得ですし、Cash Buyingレートが高ければ高いほど、米ドルを日本円に両替する場合はお得です!
| Cash Selling | TTM | Cash Buiyng | 手数料 | |
| 東京三菱UFJ銀行 | 121.91 | 119.01 | 116.11 | ±2.9円 |
| みずほ銀行 | 122.12 | 119.12 | 116.12 | ±3円 |
| 大黒屋 | 121.11 | 119.11 | 117.11 | ±2円 |
| ブルー・トラスト・グループ | 121.5 | 119 | 116.5 | ±2.5円 |
| トラベレックス | 121.67 | 118.79 | 115.91 | ±2.88円 |
外貨に両替する場合、国内で日本円を外貨に両替した方がお得なのでしょうか?それとも海外で両替した方がお得なのでしょうか?
とにかくCash Sellingレートが低ければ低いほど、同じ額の日本円に対し多くの外貨と両替できます。また、Cash Sellingレートは毎日変動しますので、為替相場の変動によっても大きく左右されます。円高に変動していれば「こっち(海外)で両替して得だった〜!」ことになりますし、円安に変動していれば「日本で両替しておけば良かった・・・」ということになるわけです。
しかし、為替相場の変動を考慮すると比較ができないので、TTMは全く同じレートとして検討します。
一般に外貨両替は2国間の通貨を比べてマイナーである通貨の国で両替した方が有利です!具体的には米ドル、ユーロ、英ポンドは日本で両替したほうが圧倒的に有利だし、豪ドルや香港ドル、タイ・バーツ、フィリピン・ペソ等その他の通貨は現地で両替した方が圧倒的に有利です。また、カナダ・ドルや東欧諸国、中東諸国、アフリカ諸国の通貨と両替するのは、日本で米ドルやユーロに両替し、現地でその米ドルやユーロを現地通貨に両替するのが、お得だそうです(行ったことないので詳しくはわかりません・・・)!?
ガイドブックなんかでは、行く国にかかわらず日本で両替した方が有利などと記載されていたりしますが、日本でいわゆるマイナー通貨(米ドル・ユーロ・英ポンド以外)と両替すると、片道の為替手数料率で10%を超えてくるので注意が必要です。なにしろ、行って帰るだけで20%以上が手数料で消えてしまうのです。
それでは、クレジットカードを利用して現地で買い物をした場合、どのようなレートで決済されるのでしょうか?これはクレジットカードの国際ブランドによってかわってきますが、クレジットカード各社は下記のように定めているケースが多いです(クレジットカード会社により異なるので、要チェック)。
| 基準レート | 手数料率 | |
| VISA | データが決済センターに届いた日のVISAインターナショナルが外貨に交換するレート | 1.63% |
| Master | データが決済センターに届いた日のMasterCardインターナショナルが外貨に交換するレート | 1.63% |
| JCB | 支払い処理を行なった時点の為替レート | 1.6% |
各社の基準レートとなる基準日はクレジットカードを利用した日ではありません。利用したデータが各社の決済センターに届き、支払い処理を行った日のレートです(通常、2,3日後です)。この基準レートはクレジットカード会社が定めるTTMレートといっても問題ないと思います。
また、1.6%〜1.63%の手数料率ですが、米ドルに限った手数料率ではありません。全ての通貨のTTMレートに一律の手数料率が加えられるのです!
クレジットカード会社の基準レート(TTM)を115円00銭とした場合、1000ドルの買い物をした時、手数料は1,875円になります。手数料率は当たり前ですが1.63%になります。しかし、ここでポイント還元率1.5%のクレジットカードを利用していたとすると、ポイントによる還元は1,725円になり,実質の手数料は125円です!なんと、実質の手数料率はたった0.11%です。他の両替方法の手数料率と比べてみてください。しかも、この実質手数料率は米ドル圏でもユーロ圏でも、豪ドル圏でもタイ・バーツ圏でも同じなんです!!
米ドルやユーロで比べても、クレジットカードを利用した場合の手数料率の低さは際立っています!!もう、豪ドルやタイ・バーツ等のマイナー通貨で比べればものすごく有利です!!
いかがでしょうか?
海外での買い物やサービスの購入は、クレジットカードが圧倒的にお得だということはおわかりいただけたでしょうか?日本での両替は最小限にとどめて、買い物には出来る限りクレジットカードを利用した方が圧倒的にお得なのです!
海外ではポイントが5倍になるさくらJCB Viaggio(海外利用の還元率2.5%)、ポイントが3倍になるOMCのJiyu!da!カードなら手数料は逆ザヤになってしまうくらいなんです!
いくら買い物にはクレジットカードの方がお得だからといって、現金を一銭も持たないで旅をするのは問題ありです!?
トラベレックスでJCBカードを利用して外貨を購入するのも、米ドルやユーロの場合は手数料率も低くて、いい方法ですが、近くにトラベレックスがない場合や他の通貨の場合はどうすればいいのでしょうか?
そんな場合は、現地のATMでキャッシングしちゃいましょう!
JCBカードやMasterカードはATMネットワーク「Cirrus」に、VISAカードはATMネットワーク「PLUS」に加盟していますので、それぞれのATMでキャッシングする事が可能です。空港にはどちらのATMも必ずあると思います。ただ、操作画面はほとんどの場合、英語です・・・
キャッシングというとイメージが悪いかもしれませんが、実はコレ非常にお得な外貨の両替方法です!
キャッシングですから当然、金利はかかってくるのですが、為替レートは支払い処理を行った日の為替レート(クレジットカード会社が定めるTTMレート)で決済されます。ショッピングの時には上乗せされる1.6%〜1.63%の手数料は通常かかりません。金利はクレジットカード会社が定める年率を借入期間に応じて日割り計算します。
ただし、ほとんどのクレジットカードでキャッシングの場合はポイントが付与されません・・・
クレジットカードのキャッシング金利は各社まちまちで、以前は出資法の上限である年利29.2%か、それに近い金利が設定されているケースが多かったのですが、最近はグレーゾーン金利の問題があり、ほとんどのクレジットカード会社が利息制限法の上限金利である、15%〜18%に引き下げています。
借入期間も締日と支払日が各クレジットカード会社でバラバラなので、一概にはいえないですが、当月15日締め、翌月10日払いとすると、借入期間は25日〜55日くらいなので、キャッシング金利を18%として日割り計算をすると、1.25%(25日)〜2.75%(55日)の手数料率になります。しかも、米ドルもユーロも豪ドルもタイ・バーツも全て同じ手数料率です。この手数料率より有利なのは、米ドルかユーロをトラベレックスでJCBカードを利用して両替した時か、シティバンクで米ドルかユーロのトラベラーズチェックと両替した時くらいのものです。
クレジットカード会社の基準レート(TTM)を115円00銭とした場合、1000ドルをキャッシングした場合の手数料は1,438円(25日)〜3162円(55日)で手数料率は1.25%〜2.75%になります。
これは、あくまでクレジットカードの決済日に自動引落で決済した場合の金利であり、ほとんどのクレジットカードはキャッシング分だけ前倒しで支払う事も可能です(逆に海外でキャッシングは必ずリボ払いってクレジットカードもありますので確認が必要です)。
そうすれば、手数料はもっと安くなります。例えば帰国後すぐ10日間で前倒し返済してしまえば、手数料は575円、手数料率は0.5%となり、両替方法としては最も有利な方法に早がわりです!
注意:ATMを利用する場合にATM利用手数料がかかる場合があります。ATM利用手数料は考慮していません。
前倒し返済の振込手数料は本人負担になりますが、これも新生銀行を利用すれば、月に3回までは条件なしで振込手数料無料で振り込むことが可能です!くわしくはこちらで
同じように、ATMを利用する方法として、国際キャッシュカードを利用する事も可能です。しかし、決してお得な両替方法とは言えません・・・
| ATM | 手数料 | |
| シティバンク | PLUS | シティバンクのTTSレート×1.03(3%の手数料) |
| 新生銀行 | PLUS | VISAインターナショナルが定めたレート(TTM)×1.04(4%の手数料) |
TTMレート 115円00銭、TTSレート116円00銭 シティバンク国際キャッシュカードで1000ドルを出金した場合の総手数料は4480円(1,000円+3,480円)、手数料率は3.9%
TTMレート 115円00銭 新生銀行の国際キャッシュカードで1000ドルを出金した場合の総手数料4,600円,手数料率4%
注意:ATMを利用する場合にATM利用手数料がかかる場合があります。ATM利用手数料は考慮していません。
比べてもらえれば一目瞭然です!!
意外に思われるかもしれませんが、国際キャッシュカードよりもクレジットカードによるキャッシングの方が遥かに有利な両替方法です!!
トップ>スルガ銀行ANA支店はお勧め決済口座>海外旅行時の外貨両替もクレジットカードがお得!